登録有形文化財
茶六本館(ちゃろくほんかん)

茶六本館は、1716~1736年に、回漕業・運送業を営んだ初代・茶谷六治(ちゃたに ろくじ)により創業しました。

城下町の宮津は、北前船の寄港地としても賑わい、茶六本館は船宿としてスタートしたと伝えられます。

1925年に鉄道が開通すると、宮津は天橋立への観光拠点としておおいに発展しました。

茶六本館の宿泊も観光客が増加し、1930年、建物を増築して現在の姿となりました。

木造3階建、屋根は桟瓦葺で、切妻造平入の当初部分と入母屋造妻入の昭和増築部からなる特徴的な立面です。

1階に出格子を付け、上階窓の高欄では室境に脇障子風の仕切りを設けるなど瀟洒な意匠が感じられます。

2010年4月に国登録有形文化財に登録されました。

宿泊客の多くはビジネス目的で利用していたため、
部屋は比較的小さい造りですが、いずれも伝統的な和室で、繊細に細工された欄間をはじめ、床間やつけ書院、違棚など格調高い内装が見どころです。

茶六本館の文化財について紹介・解説するデジタルコンテンツが用意されていますので是非お楽しみください。

【デジタルモーションブック】

デジタルモーションブックはスマートフォンでお楽しみいただけるマンガ調の作品で、 茶六本館についての理解を深めていただけるコンテンツです。
現地にある看板内のQRコードをスマートフォンカメラから読み込むと起動します。



【バーチャルガイド】

バーチャルガイドは、 実際の文化財の前で起動すると、 スマートフォンカメラ内に登場するキャラクターが茶六本館について解説するコンテンツです。

※現地でのみお楽しみいただけるコンテンツです。



【GPS連動再生古地図デジタルマップ】

GPS連動再生古地図デジタルマップは、 現在の地図と再生古地図を切り替えて利用が出来るデジタルマップです。
当時の海岸線などの地形から現在の地形への変化を知ることが出来ます。
宮津市内の他の文化財への移動時のサポートツールとしてもご利用いただけます。



所在地 京都府宮津市魚屋866
電話 0772-22-3347

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