重要文化財
「旧三上家住宅」

旧三上家住宅は酒造業・廻船業・糸問屋等を営む、宮津城下有数の商家「元結屋(もっといや)三上家」の住宅でした。
本家三上家・宇兵衛の次男・勘兵衛が1776年に分家して、現在地に屋敷を構えたのに始まります。

屋号は「元結屋(もっといや)」で、髪を結う元結の製造販売を家業としたと考えられます。
(元結(もっとい)とは髪を結う時、束ねるために結ぶ紐(ひも)のこと。 )

1783年2月に、付近一帯を焼亡させた「晒屋(さらしや)火事」により焼失しましたが、直ちに再建工事に着手し、早くも同年12月に主屋棟がほぼ完成したことが古文書等から判明しています。
外観は美しい白壁の造りで、座敷等は非常に質の高い贅を尽くした造りとなっています。

日本遺産

旧三上家住宅は、
「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間」
「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」
それぞれの構成文化財に認定されています。

平成15年に旧三上家住宅の8棟が、国の重要文化財に指定されました。
国の重要文化財に指定された8棟は以下になります。


旧三上家住宅の文化財について紹介・解説するデジタルコンテンツが用意されていますので是非お楽しみください。

【デジタルモーションブック】

デジタルモーションブックはスマートフォンでお楽しみいただけるマンガ調の作品で、旧三上家住宅についての理解を深めていただけるコンテンツです。
現地にある看板内のQRコードをスマートフォンカメラから読み込むと起動します。



【バーチャルガイド】

バーチャルガイドは実際の文化財の前で起動すると、スマートフォンカメラ内に登場するキャラクターが旧三上家住宅について解説するコンテンツです。

※現地でのみお楽しみいただけるコンテンツです。



【GPS連動再生古地図デジタルマップ】

GPS連動再生古地図デジタルマップは、現在の地図と再生古地図を切り替えて利用が出来るデジタルマップです。

当時の海岸線などの地形から現在の地形への変化を知ることが出来たり、宮津市内の他の文化財への移動時のサポートツールとしてもご利用いただけます。



【没入型バーチャルツアー】

没入型バーチャルツアーは、旧三上家住宅を360度撮影した画像をつなげたバーチャル空間を、移動しながら視覚的に旧三上家住宅を理解ができるコンテンツです。



所在地:京都府宮津市字河原1850

TOP